http://watchan.net/ac/ アダルトチルドレン(機能不全家族)の生き辛の原因を詳細解説!
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アダルトチルドレンの精神障害(人格障害、解離性障害、依存症、摂食障害、うつ病、自傷行為、パニック障害)

 
「アダルトチルドレン」の言葉が、アメリカの社会福祉援助などケースワークの現場の経験から生まれたもので学術的な言葉でないこともあって、多くの医師は「アダルトチルドレン(AC)」と精神障害の関係を関連つけようとしません。ところが、「アダルトチルドレン」の言葉の誕生から、現場の経験と言う非常に重要な示唆に飛んでいます。

前のページで、アダルトチルドレン(AC)の症状とされる「特徴的な感情・心理(情緒)・行動面の症状、また原因不明の身体症状」を考えて見ました。ここでは、さらに、深く見てみましょう。

性格は、育ってきた環境から獲得されたもの(狭義の性格、後天的要素)です。この状況に問題があったことになります。

人格障害と言う範疇があり、養育環境により形成されることは定説となっています。人格障害となっても不思議ではありません。

そして、子供時代の心的外傷後ストレス障害(PTSD)が大人になって、発症していると見ることができます。PTSD以外に、複雑性PTSDと言う概念が議論されており、子ども時代に繰り返し心の傷をうけたっ場合などです。また、アダルトチルドレンと言う言葉を使わずに、このあたりのことが書かれた本も多数あります。
 
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人格障害(パーソナリティ障害)

人格障害は、養育環境により形成されることは定説となっています。

人格障害の全般的診断基準は以下の6項目からなります。
  1. 次のうち二つ以上が障害されている。
    • 認知(自分や他人、出来事を理解し、考えたりすること)
    • 感情(感情の反応の広さ、強さ、不安定さ、適切さ)
    • 対人関係
    • 衝動のコントロール
  2. その人格には柔軟性がなく、広範囲に見られる。
  3. その人格によって自分が悩むか社会を悩ませている。
  4. 小児期、青年期から長期間続いている。
  5. 精神疾患(統合失調症、感情障害など)の症状でもない。
  6. 薬物や一般的身体疾患(脳器質性障害)によるものではない。


「DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引」には、人格障害として、次の10種類が記載されています。
  1. 妄想性人格障害(妄想性パーソナリティ障害)

  2. 他人の動機を悪意あるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さ。

  3. 統合失調質人格障害(分裂病質人格障害、統合失調質パーソナリティ障害、シゾイドパーソナリティ障害)

  4. 社会関係からの遊離、対人関係状況での感情表現の範囲の限定などの広範な様式。

  5. 統合失調型人格障害(分裂病型人格障害、失調型パーソナリティ障害)

  6. 親密な関係で急に気楽でなくなること、そうした関係を持つ能力の減少、および認知的または知覚的歪曲と行動の奇妙さの目立った、社会的および対人関係的な欠陥の広範な様式。

  7. 反社会性人格障害(反社会性パーソナリティ障害)

  8. 他人の権利を無視し侵害する広範な様式。

  9. 境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)

  10. 対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式。

  11. 演技性人格障害(演技性パーソナリティ障害)

  12. 過度な情緒性と人の注意をひこうとする広範な様式。

  13. 自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)

  14. 誇大性(空想または行動における)、賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式。

  15. 回避性人格障害(回避性パーソナリティ障害)

  16. 社会的制止、不適切感、および否定的評価に対する過敏性の広範な様式。

  17. 依存性人格障害(依存性パーソナリティ障害)

  18. 世話をされたいという広範で過剰な欲求があり、そのために従属的でしがみつく行動を取り、分離に対する不安を感じる。

  19. 強迫性人格障害(強迫性パーソナリティ障害)

  20. 秩序、完全主義、精神面および対人関係の統制にとらわれ、柔軟性、開放性、効率性が犠牲にされる広範な様式。

 
 
PTSDの症状

「DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引」には、PTSDは次のように記載されています。

  1. その人は、以下の2つが共に認められる外傷的な事件を曝露されたことがある。
    1. 実際にまたは危うく死ぬまたは重傷を負うような出来事を、1度または数度、あるいは自分または他人の身体の保全に迫る危険を、その人が体験し、目撃し、または直面した。
    2. その人の反応は強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである。
    3. 注:子どもの場合はむしろ、まとまりのないまたは興奮した行動によって表現されることがある。


  2. 外傷的な出来事が、以下の1つ(またはそれ以上)の形で再体験され続けている。
    1. 出来事の反復的、侵入的、かつ苦痛な想起で、それは心像、思考、または知覚を含む。
      注:小さい子どもの場合、外傷の主題または側面を表現する遊びを繰り返すことがある。
    2. 出来事についての反復的で苦痛な夢。
      注:子どもの場合は、はっきりとした内容のない恐ろしい夢であることがある。
    3. 外傷的な出来事が再び起こっているかのように行動したり、感じたりする(その体験を再体験する感覚や、錯覚、幻覚、および解離性ラッシュバックのエピソードを含む、また、覚醒時または中毒時に起こるものを含む)
      注:小さい子どもの場合、外傷特異的な再演が行われることがある。
    4. 外傷的事件の1つの側面を象徴し、または類似してる内的または外的きっかけに曝露された場合に生じる、強い心理的苦痛。
    5. 外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的または外的きっかけに曝露された場合の生理学的反応性。


  3. 以下の3つ(またはそれ以上)によって示される、(外傷以前には存在していなかった)外傷と関連した刺激の持続的回避と、全般的反応性の麻痺。
    1. 外傷と関連した思考、感情、または会話を回避しようといる努力。
    2. 外傷を想起させる活動、場所または人物を避けようとする努力。
    3. 外傷の重要な側面の想起不能。
    4. 重要な活動への関心または参加の著しい減退。
    5. 他の人から孤立している、または疎遠になっているという感覚。
    6. 感情の範囲の縮小(例:愛の感情を持つことができない)。
    7. 未来が短縮した感覚(例:仕事、結婚、子ども、または正常な一生を期待しない)。


  4. (外傷以前には存在していなかった)持続的な覚醒亢進症状で、以下の2つ(またはそれ以上)によって示される。
    1. 入眠、または睡眠維持の困難
    2. 易刺激性または怒りの爆発
    3. 集中困難
    4. 過度の警戒心
    5. 過剰な驚愕反応


  5. 傷害(基準B、C、およびDの症状)の持続期間が1カ月以上。

  6. 障害は、臨床上著しい苦痛または、社会的、職業的または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。



  7. ■該当すれば特定せよ:
    急性 症状の持続期間が3カ月未満の場合
    慢性 症状の持続期間が3カ月以上の場合

    ■該当すれば特定せよ:
    発達遅延 症状の始まりがストレス因子から少なくとも6カ月の場合


  • [補足]

  • 現在の症状が記載されているB・C・Dは、次のようなことになります。

    1. 思考の侵入(再体験を頭で思う)

    2. フラッシュバックや夢の形で繰り返しよみがえることです。
      また、思い出したときに、気持ちの動揺、動悸、冷汗などの身体的反応も起こります。

    3. 回避/麻痺症状

    4. 出来事に関係することを極力回避する、 例えば、関係した場所、関係した人を避けようとすることが起こります。
      出来事の記憶の一部(全部)が思い出せないことも起こります。
      また、趣味や日常の活動に興味や関心がわかなくなり、感情が麻痺したようになり、愛情や幸福感などを感じにくくなります。
      将来のことも否定的になります。

    5. 覚醒亢進症状

    6. リラックスできず、睡眠障害、イライラ、そして、なにごとにも必要以上に警戒してしまうことが起こります。
      ちょっとした音などにも、驚いてしまいます。

    PTSDの症状は、アダルトチルドレンの症状「特徴的な感情・心理(情緒)・行動面の症状、また原因不明の身体症状」とよく似ていることに気づかれましたか?
 
 
考えられる精神障害

アダルトチルドレンの考えられる精神障害は、アダルトチルドレンの症状「特徴的な感情・心理(情緒)・行動面の症状、また原因不明の身体症状」の延長上にあると思われませんか?
  1. 解離性障害(解離性同一性障害、解離性健忘、解離性遁走、離人症)
  2. 依存症
  3. 摂食障害(過食・拒食・過食嘔吐)
  4. うつ病
  5. 自傷行為
  6. パニック障害(パニック発作)
  7. 統合失調症
  8. 強迫性障害(強迫概念、強迫行為)
  9. 被害妄想
  10. 社会不安障害(対人恐怖、社会恐怖)
  • [注意]

  • アダルトチルドレンは必ずこれらの精神障害になると入っていません。また、精神障害の方は、すべて、アダルトチルドレンとも言っていません。
    情報をお知らせすることで、直すきっかけ、楽しい人生への転換をつかんで欲しいのです。
 
子どもの心の傷(トラウマ)の書籍

アダルトチルドレンと言う言葉を使わずに、子ども時代に受けた心の傷(トラウマ)のことが書かれた本は、次のような本です。

  • 隠された児童虐待―PTSD・依存症の発症メカニズムと効果的なトラウマセラピー 鈴木 健治 ¥1,365(税込)

  • 内容(「MARC」データベースより):あなたにもPTSDや依存症の症状はありませんか?「何となくやる気がない、こころがいつも不安定、人目が気になる、自分のことが好きじゃない、人間関係で同じような失敗を繰り返す、親友ができない、恋愛がうまくいかない、対人緊張や対人恐怖が強い、仕事が長続きしない、本当は自分が何をやりたいのか分からない、慢性的な身体症状がある、過食や他の依存症で悩んでいる」こんな症状に思い当たったら…。あなたは大丈夫か。

  • 魂の殺人―親は子どもに何をしたか アリス・ミラー ¥2,884(税込)

  • 内容(出版社からのコメントより):教育や躾の名による暴力は子どもたちの魂を粉々に打ち砕き,社会はいずれ手 痛い復讐を受けずにはすまない。ヒットラーや少女娼婦クリスチアーネの幼年時代を詳細に分析して,教育の暴力性と非人間性を容赦なくえぐり出した衝撃のロングセラー。

 
 
 
 
 
アダルトチルドレン(AC)の症状 犬のワトソン アダルトチルドレン講座 アダルトチルドレン(AC)と依存症