| 心をいやす 心の詩 にしむら えいじ 詩集 「しんぱいしないで」から 1 |
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| ■ め |
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ぼくのめは
むしやはっぱはみえるけど
いのちのかたちは
みえません
ぼくのめは
あのこのすがたはみえるけど
あのこのきもちは
みえません
ぼくのめは
ずっととおくはみえるけど
あしたのことは
みえません
ぼくのめは
みたいものはみえるけど
ほんとにみたいものは
みえません
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| ■ すけべ |
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あのこがてつぼううで
あそんでいると
すかーとのぞきたくなるのは
なんでかな
あのこがぷーるでおよいでいると
おっぱいみてしまうのは
なんでかな
あのこがとなりで
わらっていると
ほっぺにきすしたくなるのは
なんでかな
そんなことしたって
どうなるわけでもないのにな
すけべってふしぎです。
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| ■ ゆび |
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あどけないゆびがふれたのは
おかあさんのやわらかいおっぱい
そのゆびは
やさしいここちにふれました
ためらうゆびがふれたのは
あまがえるのちいさなおなか
そのゆびは
いのちのふしぎにふれました
やんちゃなゆびがふれたのは
おんなのこのまあるいて
そのゆびは
こそばゆいきもちにふれました
なれないゆびがふれたのは
あのこのしろいくびすじ
そのゆびは
こいするひみつにふれました
つかれたゆびがふれるのは
おいたあなたのぬれたほほ
そのゆびは
そのときにふれるのでしょう
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| ■ いまでも |
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どんなにとおくはなれてても
めだかとりしたいなかのかわの
せみとかえるのなきごえが
いまでもきこえることがある
どんなにとおくはなれても
おとうとあやすおかあさんの
ぼくをしかっているこえが
いまでもきこえることがある
どんなにとおくはなれても
だいすきだったおんなのこの
ぼくをなまえをよぶこえが
いまでもきこえることがある
どんなにとおくはなれても
ゆめをかたったきょうしつの
みんなのわらっているこえが
いまでもきこえることがある
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| ■ ばかのくに |
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ばかのくにには
ばかなひとはいません
くにじゅうみんなばかだから
だれもばかだときづかないでのです
ずるのくにには
ずるいひとはいません
くにじゅうみんなずるいから
だまされるのがわるいのです
うそのくにには
うそつきはいません
くにじゅうみんなうそばかりだから
ほんとのことをしらないのです
あなたはばかじゃないといえますか
だまされるのはこわいですか
なにがほんとかしっていますか
いっしょにかんがえてみてください
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| ■ しんぱいしないで |
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そんなにおこらないで
うまくはいえないけど
きみはまちがってないし
かれもまちがってないんだよ
そんなにくよくよしないで
うまくはいえないけど
じんせいにもしもはないから
きっとこれでよかったんだよ
そんなにかなしまないで
うまくはいえないけど
むかしのこととおんなじように
いつかはわらってはなせるよ
そんなにしんぱいしないで
うまくはいえないけど
いつもにこにこしていれば
とにかくなんとかなるんだよ
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