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タイトル:
パーソナリティ障害−いかに接し、どう克服するか (PHP新書)
この書籍は、「アメリカ精神医学会」の「精神疾患の分類と診断の手引DSM-IV-TR」の人格障害の10種類の分類に従って記載されています。各人格障害に、特徴と背景、接し方のコツ、克服のポイントが書かれています。一番初めに読む書籍として、最適な書籍です。ここでは、この書籍の目次をすべて紹介しています。
著者、出版社、発行日、概要
パーソナリティ障害−いかに接し、どう克服するか (PHP新書)
著者:岡田 尊司 出版社:PHP研究所
発行日:2004年06月 価格:¥819(税込)
【出版社/著者からの内容紹介】
現代人の多くが抱えているパーソナリティ障害の諸問題と解決策を、精神医学の観点から詳細に解説。豊富な具体例がとても参考になる。
パーソナリティ障害(人格障害)とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたした状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる……現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。アメリカ人の10%がパーソナリティ障害であるという統計もある。
本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説してくれる。パーソナリティ障害全般に関する日本ではじめての入門解説書である。
▼巻末に付録として「パーソナリティ自己診断シート」がついている。人間関係で悩んでいる人は、このシートを利用することによって、人間関係回復のたしかな手がかりを得ることができるだろう。
目次
プロローグ 現代人を蝕むパーソナリティ障害
生きづらさの背後にあるもの
職場や家庭、友人、恋人にも
正しい認識と対処を
第T部 パーソナリティ障害の本質
第1章パーソナリティ障害とは何か
行き過ぎた考え方や行動の偏り
パーソナリティ障害に共通する特徴
自己愛の病としての側面
生きづらさを補う適応戦略
優れた点も
第2章パーソナリティ障害はなぜ生まれるのか
遺伝か環境か
「ほどよい母親」と自我の基盤
分離−個体化期の障害
自己愛の病理
心的外傷とパーソナリティ障害
社会が生みす一面も
背徳狂からDSM-Vの成立まで
第U部パーソナリティ障害のタイプと対処
第3章 愛を貪る人々 境界性パーソナリティ障書
特徴と背景
境界性とは、何の「境界」なのか?
「死にたい虫」を飼う女子大生
「見せかけの優しさでもほしい」少女
最高と最低を往復する
自殺企図と心理的コントロール
見捨てられ抑うつと自己否定感
根っこには親へのこだわり
「17歳のカルテ」とウィノナ・ライダー
なぜ近年急増したのか
接し方のコツ
変わらないことか最大の支え
心中しないために
同情は「おんぶお化け」を生む
自殺企図への対処
克服のポイント
両極端の間の選択肢を考える
細く長くつながる
自分で自分を支える
第4章 賞賛だけがほしい人々 自己愛性パーソナリティ障害
特徴と背景
自分は特別な存在
非難に弱い。時には、引きこもりも
優雅なる冷酷
肥大した自己愛性
二人のサルパドール・ダリ
愛情略奪体験と傲慢さという鎧
「獅子座の女シャネル」
肥大した理想と釣り合わない外界
接し方のコツ
もし自己愛者が上司や同僚だったら
現実能力を補う
ロダンとカミーユ・クローデルの不幸な関係
克服のポイント
自分を狭めず、他人から学べ
よきマネージャーをパートナーに持て
共に何かをする体験
他社のために生きる
第5章 主人公を演じる人々 演技性パーソナリティ障害
特徴と背景
天性の誘惑者にして嘘つき
マーロン・ブランドと「うつ」
チャップリンの子供時代
ココ・シャネルと虚言
映像メメディアの時代には大活躍
根底にあるものは何か
接し方のコツ
仮面を無理に剥ぐな
身体化症状とどうつ付き合うか
克服のポイント
自分自身と対話する時間
石の上にも三年
中身のあるパートナーを選べ
第6章 悪を生き甲斐にする人々 反社会性パーソナリティ障害
特徴と背景
他人を冷酷に貪る
タブーなき人々
否定されてきた人生「復讐するは我にあり』
接し方のコツ
否定的な見方に敏感
受容体験と無常観
克服のポイント
武蔵という生き方
我が子に同じ人生を望むだろうか?
第7章 信じられない人々 妄想性パーソナリティ障害
特徴と背景
裏切りを恐れる
疑り探さと過度な秘密主義
権力者の病
父親殺しと反権力
接し方のコツ
親密になるリスク
正面衝突は回避せよ
権力ゲームに巻き込まれない
克服のポイント
人の心は支配できない
秩序愛と気配り能力を活かせ
戦いに勝つより、許す勇気を
第8章 頭の中で生きている人々 失調型パーソナリティ障害
特徴と背景
インスピレーション豊かな直感人
人目を気にしないマイペース人生
ユングのオカルト趣味
接し方のコツ
本人のペースを尊重する
社会へのコーディネーター役が大切
克服のポイント
身近なことをおろそかにしない
人の気持ちに目を向ける
発病の危機を乗り切れ
第9章 親密な関係を求めない人々 シゾイドパーソナリティ障害
特徴と背景
孤独と清貧の人生
十年一日のごとく
内面は意外に豊か
接し方のコツ
己の世界の侵害を恐れる
本当の親しさを求めると失望
克服のポイント
己の世界を究める
第10章 傷つきを恐れる人々 回避性パーソナリティ障害
特徴と背景
食わず嫌いの人生観
ハリネズミのジレンマ
誉められなかった子
トラウマ体験が生む回避
頑張らせすぎた子に急増中
「飛ぶのが怖い」
接し方のコツ
主体性を尊重する
回避の慢性化、全般化を防ぐ
義務を説いても動かない
否定的な言い方は禁物
無気力の温床を打ち破るには
克服のポイント
失敗を恐れない
守りすぎることの弊害
第11章 1人では生きていけない人々 依存性パーソナリティ障害
特徴と背景
赤ん坊型と献身型
一人が苦手
ノーと言えない人々
「ギルバート・グレイプ」無気力な母に縛られた子
接し方のコツ
代理人にならない
答えを言わないアプローチ
克服のポイント
自分に人生を取り戻す
自分の気持ちを口に出す習慣を
人に奉仕する仕事が向く
第12章 義務感の強すぎる人々 強迫埋パーソナリティ障害
特徴と背景
律儀で責任感の強い善人
努力は報われるという信念
捨てられない人
接し方のコツ
こだわりの尊重と限界の設定
視点を変える
克服のポイント
休養も仕事のうち
責任を一人で背負わない
他人に同じことを期待しない
おわリに パーソナリティ障害をプラスの力に
かつては人格の陶冶こそ、学ぶ目的だった
性格が丸くなるということ
新たな社会の模索
付録 パーソナリティ自己診断シート
参考文献