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パーソナリティ障害・摂食障害 (精神科臨床ニューアプローチ)

 
医師向けに書かれた本です。丁寧に書かれているので、一般の方でも充分に理解できます。詳しく知りたい方のお勧め書籍です。ここでは、この書籍の目次をすべて紹介しています。
 
 
著者、出版社、発行日、概要
パーソナリティ障害・摂食障害 (精神科臨床ニューアプローチ)



著者:上島 国利、市橋 秀夫  出版社:メジカルビュー社
発行日:2006年05月 価格:¥6,300(税込)



【内容(「MARC」データベースより)】
パーソナリティ障害や摂食障害、解離性同一性障害など、一連の幼児期の養育に端を発する心理発達上の障害を基盤とする障害を取り上げ、その診断から治療までを解説。臨床に重点を置き、具体的、実際的な内容を記載。
 
目次
  1. パーソナリティ障害の概念と分類
    1. パーソナリティ障害の概念と分類・・・・・藤澤大介、大野 裕
      • はじめに
      • パーソナリティとは
      • パーソナリティ障害の診断
      • 文化,年齢,性別に関する特徴
      • パーソナリティ障害の各論
      • 鑑別診断
      • パーソナリティ障害の経過
      • DSM−Wにおけるパーソナリティ障害の診断基準の問題点
      • ディメンジョン方式を用いたパーソナリティ分類
      • 今後の課題
  2. 境界性パーソナリティ障害
    1. 境界性パーソナリティ障害とはどういう障害か・・・・・林 直樹
      • はじめに:境界性パーソナリティ障害概念の歴史と臨床的意味
      • 定義・診断
      • 疫学
      • 臨床的特徴
      • 病態:精神病理
        • パーソナリティ構造の観点
        • 疾病論的位置づけ
      • 病因論
        • 生物学的要因
        • 養育環境の要因
      • 治療
        • 精神療漬
        • 薬物療法
      • 経過・予後
      • まとめと結語
    2. 診断のための鍵・・・・・山村 満
      • 初診面接での診断
        • 漠然とした主訴
        • 特異的な症状:行動面への注目
      • 面接の流れと診断
      • 診療継続の鍵
    3. 初回面接の留意点・・・・・守屋直樹
      • 境界性パーソナリティ障害と神経症の鑑別
        • 概念と治療目標
        • 神経症圏の患者との相違点:原始的防衛機制
      • 診断面接の進め方
      • 並存する診断・入院治療の適応
      • 治療目標の設定と治療契約・限界設定
    4. 入院治療の治療構造・・・・・吉永陽子、椙瀕宏隆
      • はじめに
      • 入院時診察
        • 来院するまでの経緯
        • 入院時診察医のアレンジ
        • 入院治療の目標
      • 開放病棟における治療構造
        • 開放病棟の適応
        • 治療契約
      • 閉鎖病棟における治療構造
        • 治療契約をめぐって−その1
        • 治療契約をめぐって−その2
        • 治療契約をめぐって−その3
        • スタッフ
        • 行動制限と、行動化への対応
        • 入院期間
      • まとめ
    5. 外来治療の治療構造・・・・・市橋秀夫
      • はじめに
      • 初診時
        • 早期診断の鍵
      • 診察と面接
        • 導入
        • 病名告知
        • 治療契約
      • 外来マネージメント
        • ATスプリット
        • 家族面接
        • 危機対応
        • 薬物管理
        • 睡眠管理
        • 入院管理を要する時
        • 外来治療のコツ
    6. 精神療法の基本原理・・・・・成田善弘
      • 個人精神療法の位置づけ,定義,適応
      • 個人精神療法の基本原則
        • 治療目標を明確にする
        • 治療を構造化する
        • 行動化に限界設定を行う
        • 表出的技法と支持的技法を組み合わせる
        • 患者の脆弱性を考慮しつつ直面化と解釈を行う
        • 治療の枠組みのなかで治療者の限界を提示する
        • 治療者の感情(逆転移)を自覚し検討する
        • 能動性と情緒的応答性に心がける
        • 精神療法と薬物療法を切り離さない
      • 治療者の資質,教育,訓練
    7. 境界性パーソナリティ障害症例記述〜クライン派の臨床的視点から〜・・・・・衣笠隆幸
      • はじめに:クライン派の理論と治療技法
      • 症例
        • 治療経過
      • おわりに
    8. 家族療法・・・・・信田さよ子
      • はじめ
      • 困っているのは誰か
      • 家族の孤立感を解消する
        • 孤立の要因
        • 孤立感の解消法
      • 援助の実際−クルーフカウンセリング
        • 教育フログラム
        • 母親のグループカウンセリング
      • おわりに
    9. 薬物療法とその留意点・・・・・吉永陽子、椙頴宏隆一
      • はじめに
      • 処方の組み立て方
      • 処方例と留意点
        • BPDの症状に対して
        • 興奮,攻撃,暴力に対して
        • 不眠に対して
        • うつ病に対して
        • 身体合併症に対して
      • 大量服薬・過量服薬
      • まとめ
  3. 自己愛性パーソナリティ障害
    1. 自己愛性パーソナリティ障害とはどういう障害か・・・・・狩野力八郎
      • 自己愛性パーソナリティ障害の特徴
      • 診断上の問題点
      • 症例
      • 自己愛性パーソナリティ障害の臨床像
      • NPDをめぐる臆床的な留意点
        • 健康な自己愛と自己愛性パーソナリティ障害の区別
        • NPDと病態レベル
        • ライフサイクルとの関係
        • 恥の感情
        • 早期の治療終了は必ずしも悪くない
      • おわりに
    2. 診断のための鍵・・・・・市橋秀夫
      • はじめに
      • 診断のための精神病理
        • NPD
        • BPD
      • NPDの受診の動機
      • BPDの治療動機
      • 生活史の特徴と印象
      • 発症状況
      • 抑うつの特徴
      • 対人関係機能
      • 発症時期と気分障害の持続期間
    3. 初診時の対応・・・・・山家卓也
      • 主訴を明確にする
      • 患者の感情体験(「怒り」)を是認する
        • 「批判的介入」を行わない
        • 患者の感情体験を是認する
      • 診断を確定する
        • 「自己愛の病理」の把握
      • 「自己愛の病理の構造」について提示する
        • 「自己不信」に焦点を当てる
        • 「等身大の自分」の欠如を指摘する
      • 治療の枠組みと方向性を提示する
      • 依存欲求への適切な対応
        • 「面接者が患者の代わりに決断しない」こと
        • 「保護」と「免責」を求める「依存欲求」を封じ込めること
        • 薬物療法について
    4. 精神療法の基本・・・・・牛島定信
      • 精神療法を始める前の整理
      • 心得ておくべき自己愛性障害の心理構造
        • 偽りの自己
      • 治療初期における精神療法の基本
        • 最初の見立て
        • 治療を始める
      • 治療発展期
      • 治療後期から終結へ
    5. 家族面接と家族療法・・・・・山家事也
      • 家族全体における自己愛の病理
      • 混乱している家族への家族療法的な面接構造の導入
      • 「夫婦面接」の要点および構造化
      • 子どもに家族が同伴して来談する場合の面接の構造化
      • 母親(父親)面接の要点
        • 母親への初回面接
        • 母親面接の内容
        • 再診時における母親への具体的な投げかけ
      • 子どもの行動化が激しい場合の治療的介入
      • 家族内の関係性の変化〜子どもの「動き出し」へ
  4. 摂食障害
    1. 摂食障害の概念と分類・・・・・舘 直彦
      • 思春期痩せ症から摂食障害へ
      • 摂食障害の病因
      • 摂食障害の症状と病態
      • 摂食障害の診断基準
      • 摂食障害の経過と予後
      • 鑑別診断とco-morbidity
    2. 診断と診察・診療のポイント〜社会的背景と精神病理をふまえて〜・・・・・市橋秀夫
      • 診断分類
      • 摂食障害の身体症状
      • 摂食障害が生じる心理社会的背景
      • 症状と精神病理
        • なぜ過食するのか
        • それでは拒食はどうして生じるか
        • 行動化が併発するのはなせか
        • 基本病理は自尊心
      • 診察
        • 初回面接における留意点
        • 面接の方法
      • 診療の実際
      • 薬物療法
      • 身体管理
    3. 身体管理と入院治療・・・・・加藤 温
      • はじめに
      • 食障害にみられる身体合併症とその管理
        • 身体状態の評価
        • 合併症への対応
      • 摂食障害の入院治療
        • 入院治療への導入
        • 身体状態の評価と入院治療計画の設定
        • 入院治療の実際
      • おわりに
    4. 家族療法・・・・・信田さよ子
      • はじめに
      • 現状
      • 介入的アドノてイス
        • 食習慣
        • 家族関係
        • 金銭にかかわる問題
      • 暴力への対処
      • おわりに
  5. Q&A
    1. 全般的な問題・・・・・市橋秀夫
      • パーソナリティ障害の患者さんには基本的にはどういう接し方が必要でしょうか?
      • パーソナリティ障害の患者さんは,応対や手続きを巡って受付スタッフやナースとのトラブルが絶えません。どういう接し方がよいのでしょうか?
      • 統合失調症やうつ病なら症状の消失,社会適応の回復という明確な治療目標があります。たぷんパーソナリティ障害でも同じだとは思いますが、行動化の消失や人間関係や社会との適応を高めることが治療の目標とすると,どうしても治療がうまくいきません。
      • 治療はいつをもって終了となるのでしょうか?
      • 統合失調症では心理教育ということが行われていますが、パーソナリティ障害では家族面接の基本は何でしょうか?
      • パーソナリティ障害の薬物療法の基本は何でしょうか?
    2. 境界性パーソナリティ障害(BPD)・・・・・市橋秀夫
      • BPDの患者から診療中でも、夜でも電話がかかってきて困ります。「これから自殺する」などという切迫した電話なので、むげに断れずにどうしたものかと悩んでいます。
      • 治療契約と治療同盟とは具体的にどうするのでしょう。
      • BPDの患者はクリニックや病棟の人間関係を破壊します。些細なことで暴れたり,居座ったり、大声でわめいたり,怒りをぷつけてきたりしてものすごいストレスです。また人間関係を操作して・スタッフの人間関係が混乱して対立関係になったりするのも困ります。自殺企図、OD、リストカットを繰り返すのも困りものです。どうしたら,そういう問題を引き起こさなくなるのでしょうか?
      • BPDの治療の初期目標は何でしょうか?
      • 「スプリット」といいますがよくわかりません。統合はどのようにすれば可能になるでしょうか? アダルトとチャイルドというのと関係がありますか?
      • 面接はどのくらいかけていますか?保険診療ではどのようにしたらよいでしょうか?
      • 面接におけるワンポイントレッスン法とはどういうことですか?
      • 行動化を少なくするにはどうしたらよいでしょうか?
    3. 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)・・・・・市橋秀夫
      • 最近増えてきたのは抗うつ剤が効かないうつ病の患者です。従来のメランコリー親和型とか、執着気質といった,他者配慮がみられ,律儀で、責任感の強いタイプのうつ病患者が減って、警戒的で,構えが堅く,うそを言ったり、傲慢な態度を示すうつ病の患者が増えてきた印象があり、対応に苦慮しています。
      • 初期に診断を思いつくにはどうした5よいでしょうか?
      • 自己愛性パーソナリティ障害というと,ナルシストというイメージがあります。たしかに自分だけが偉いと思っているところはありますが、むしろ自分のことを嫌っていて、自己陶酔的な感じがありませんが。
      • そういう患者さんに接するにはどういう注意が必要ですか?
      • 理想化転移とはなんですか。どうすることが理想化転移を引き受けるということになるのでしょうか?
      • 家族面接で「私はこの子を力の限り愛してきた。それなのに愛情が足りないといわれても納得できない」と言い張る人がいます。患者さんは愛されていないといいますし,どれが本当なのでしょうか?
      • 面接にたくさんの時間が割けませんが,NPDの患者さんの面接で琴線に触れる言葉をいくつか教えてください。
    4. 解離性同一性障害(DID)・・・・・市橋秀夫
      • 解離性同一性障害(DID)の患者さんが最近増えてきました。どう治療したらよいのでしょうか?
    5. 摂食障害(ED)・・・・・市橋秀夫
      • 摂食障害についておたずねします。EDはどういう機序で生じるものなのでしょうか
      • 行動療法がEDの主流になっていると思います,再発しやすいのですが。行動療法の何が問題なのでしょうか?
      • どうなれば過食を治すことができますか?
  • 索引
 
 
用語解説一覧、略語一覧
  • B
    • BMI(Quetelet's Body Index)
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    • GabbadによるNPD分類
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    • 自傷行為と痛覚域値の上昇との関連
    • システム論的家族療法
    • 嫉妬
    • 嗜癖
    • 重要な対象のsmile
    • 初診時における自己愛の病理の把握
    • 初診時面接の要点
    • 賞賛(理想化)
    • 豪徴化
    • 職業的役割関係
    • 処罰的超自我
    • 心因原性慢性うつ病
    • 身体醜形障害
    • 髄液中の5−HIAA
    • 錐体外路症状
    • スーパービジョン
    • スプリッティンク
    • 世代間境界
    • 是認
    • セロトニン系の低下
    • 全体対象関係
    • 羨望
    • 操的防衛
    • 他者不信の病理
    • 他責他罰の病理
    • 対象恒常性
    • 対象恒常性の感覚
    • 大量服薬の事後の対策
    • 大量服築の事前の対策
    • 脱価値化
    • 短期集中療法
    • 転移性治癒
    • 纏綿状態(enmeshment)
    • 同一性の拡軟
    • 投影性同一視
    • ドメスティック・バイオレンス(DV)
    • 取り入れ
    • 内科合併症
    • 母親からの「二重拘束」
    • 母親の「哲理」「監視」
    • 母親の自己不信の表出
    • 母親の養育態度の歪み
    • 否認
    • 肥満と掃食障害
    • 不安定な愛着パターン
    • 部分対象関係
    • 分離個体化
    • 分裂
    • 変容性内在化
    • 母子密着
    • ボディ・イメージ
    • マインドリーディング
    • 魔術的(非現実的,非合理的)思考
    • マネジメント
    • 万能
    • 見捨てられることに関連する感情反応
    • ミラノ派長期集中療漬
    • 無自覚型と過剰警戒型
    • 面接者への「操縦」
    • 黙示録の7人の碕士
    • 喪の仕事
    • 養育の早期切り上げ
    • 抑うつポジションの病理的状態
    • 論理的思考
    • 「悪い」存在


  • 略語一覧
    ADHD attention−defict/hyperactivity disorder 注意欠陥/多動性障害
    AN anorexia nervosa 神経性無食欲症(通常拒食症)
    APA American Psychiatric Associaton  
    BMI Body Mass lndex  
    BN bulimia nervosa 神経性大食症(通常過食症)
    BPD borderline personality disorder 境界性パーソナリティ障害
    DBT Dialectica Behavior Therapy 弁証法的行動療法
    DID dissociativeidenty disoder 解離性同一性障害
    ED eating disorder 摂食障害
    HIV human immunodeficiency virus ヒト免疫不全ウイルス
    MAOl monoamine oxidase inhibitors モノアミンオキシターゼ阻害剤
    NEET not in employment,education or training ニート
    PSW psychiatric social worker 精神科ソーシャルワーカー
    SNRI serotonin-noradrenaline reuptake inhibitor セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
    SSRl selective serotonin reuptake inhibitors 選択的セロトニン再取り込み阻害剤
 
 
 
 
 
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