▼ 人格障害(パーソナリティ障害) 犬のための人格障害講座わん!。私ドクター・ワトソン(犬)が作成してます。 ▼
 
ドクター・ワトソン(犬)
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人格障害

パーソナリティ障害

Personality Disorder

人格障害について大解説。
 
 
 
概要
 
      人格障害は、昔は人格異常と言われていたものに該当します。人格障害とは、「Personality Disorder」(パーソナリティ・ディスオーダー)の日本語訳です。最近、人格障害と言わずに、パーソナリティ障害と言う場合も増えています。

その概念は「病的な個性」、あるいは、「自我の形成不全」 ともいえる状態を指します。数多くある精神障害のひとつに人格障害も分類されます。その他の精神障害と比べて慢性的であり全体としての症状が長期に渡り変化しないことに特徴付けられます。

人格とは、簡単に言えば、性格のことです。性格で、自分の思考や行動が決まっています。

人格障害とは、この性格が病的と言うことになります。しかし、人格障害の人は、自分の性格がおかしいとは思っていません。このため、人格障害のため自ら病院を受診することはありません。次のような場合に、病院で人格障害ではないかと判断されることが多いようです。
1)行動がほかの人に迷惑をかけているなどの理由で、友人や家族、あるいは社会的機関によって医療機関に連れて来られる
2)不安、抑うつなどのうつ病的な症状、薬物中毒などの依存症などで、本人自らが受診する。

では、この性格は、どのように決まるのでしょうか? 一般的に、性格は、次の2つから決定されます。
1)持って生まれたもの(気質、先天的要素)
2)育ってきた環境から獲得されたもの(狭義の性格、後天的要素)
この2つのうち、育ってきた環境から獲得されたもの(狭義の性格、後天的要素)が支配的といわれています。



なお、パーソナリティ障害、摂食障害、解離性同一性障害などは、幼児期の養育の問題に端を発すると、ほぼ定説になっています。

人格障害は、DSM-IV-TRとICD-10にて、定義されています。DSM-IV-TRにしたがって解説します。

【補足】
私ドクター・ワトソン(犬)は、精神障害にひとつの仮説をもっています。上記に記載したように、パーソナリティ障害、摂食障害、解離性同一性障害などは、幼児期の養育の問題とほぼ定説になりつつあります。ドクター・ワトソン(犬)の仮説は、学会の定説とはなっていませんが、他の精神障害も同じように心の傷に関係していると考えています。すなわち、精神障害、うつ病、依存症、人格障害、摂食障害、PTSD、虐待(児童虐待、性的虐待など)、アダルトチルドレン(機能不全家族で育った人)、世代間連鎖など、これらは、相互に密接に関係していると思われます。このコンテンツでは、この仮説には触れずに、広く認められている人格障害の内容のみを取り扱っています。ドクター・ワトソン(犬)の仮説は、別コンテンツ「心の傷と精神障害 わんわんクリニック」に記載しています。
 
 
全般的診断基準
 
      人格障害(パーソナリティ障害)には、それぞれに診断基準というものが存在しますが、各類型ごとの診断基準に加えて 「全般的診断基準」というものを満たさないと、人格障害があるとは言えません。 つまり、まずは「この人は人格障害があるだろう」(=全般的診断を満たす)と思われ、 次に「どのタイプの人格障害だろうか」(=類型ごとの診断基準)を見ていくのです。 全般的診断基準は以下の6項目からなります。
  1. 次のうち二つ以上が障害されている。
    • 認知(自分や他人、出来事を理解し、考えたりすること)
    • 感情(感情の反応の広さ、強さ、不安定さ、適切さ)
    • 対人関係
    • 衝動のコントロール
  2. その人格には柔軟性がなく、広範囲に見られる。
  3. その人格によって自分が悩むか社会を悩ませている。
  4. 小児期、青年期から長期間続いている。
  5. 精神疾患(統合失調症、感情障害など)の症状でもない。
  6. 薬物や一般的身体疾患(脳器質性障害)によるものではない。
 
 
3つのカテゴリと10種類の人格障害(パーソナリティ障害)
 
        次のように分類されています。
  1. クラスターA
    風変わりで自閉的で妄想を持ちやすく奇異で閉じこもりがちな性質を持つ。
    • 妄想性人格障害 Paranoid personality disorder
    • 統合失調質人格障害 Schizoid personality disorder
    • 統合失調型人格障害 Schizotypal personality disorder
  2. クラスターB
    感情の混乱が激しく演技的で情緒的なのが特徴的。ストレスに対して脆弱で、他人を巻き込む事が多い。
    • 自己愛性人格障害 Narcissistic personality disorder
    • 演技性人格障害 Histrionic personality disorder (旧:ヒステリー性人格障害)
    • 境界性人格障害 Borderline personality disorder
    • 反社会性人格障害 Antisocial personality disorder
  3. クラスターC
    不安や恐怖心が強い性質を持つ。周りの評価が気になりそれがストレスとなる性向がある。
    • 回避性人格障害 Avoidant personality disorder
    • 依存性人格障害 Dependent personality disorder
    • 強迫性人格障害 Obsessive-compulsive personality disorder
  4. 付録B
    • 抑うつ性人格障害 Depressive personality disorder
    • 受動攻撃性人格障害 Passive-Aggressive personality disorder=negativistic personality disorder
 
 
各人格障害(パーソナリティ障害)の診断基準
         
      妄想性人格障害
 
      統合失調質人格障害
 
      統合失調型人格障害
 
      自己愛性人格障害
 
      演技性人格障害
 
      境界性人格障害
 
      反社会性人格障害
 
      回避性人格障害
 
      依存性人格障害
 
      強迫性人格障害
 
      抑うつ性人格障害
 
      受動攻撃性人格障害
 
 
人格障害(パーソナリティ障害)の参考図書
         
      パーソナリティ障害−いかに接し、どう克服するか (PHP新書)
        この書籍は、「アメリカ精神医学会」の「精神疾患の分類と診断の手引DSM-IV-TR」の人格障害の10種類の分類に従って記載されています。各人格障害に、特徴と背景、接し方のコツ、克服のポイントが書かれています。一番初めに読む書籍として、最適な書籍です。
 
      パーソナリティ障害・摂食障害 (精神科臨床ニューアプローチ)
        医師向けに書かれた本です。丁寧に書かれているので、一般の方でも充分に理解できます。詳しく知りたい方のお勧め書籍です。ここでは、この書籍の目次をすべて紹介しています。
 
      うそつき−うそと自己欺まんの心理学
        平気でうそをつく人を見ると人格障害と言う人がいます。この書籍に、人格障害との関係も触れられています。
「うそつき−うそと自己欺まんの心理学」チャールズ・V. フォード (著), 森 英明 (翻訳)
「ミュンヒハウゼン症候群」や「代理ミュンヒハウゼン症候群」についての記載もあります。
 
      人格障害の関連書籍
        人格障害の関連書籍の検索できます。
 
 
 
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