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「ワトソンさんも知っているとおり、
飼い主のお姉ちゃんは車で事故をしました。
ワトソンさんのステッカーの車は廃車になりましたね。」
電卓を前にして、
飼い主のオヤジの話しを聞く私ドクター・ワトソン(犬)。
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「ハイ、存じております。横転して、
『ドアを上に上げるのはとっても重かった』
という名文句は忘れることができません。」
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「そうですね。
それで、ワトソンさんに、
中古車を買ってきてほしいのです。
予算は、車検が2年ついて10万円ぐらい。」
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「オヤジ様、車体本体10万円なら、
私ワトソンでも探せると思います。」
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「ワトソンさん、まったく違います。
全部入れて、10万円です。」
「ぎょ!、
ただいま計算していますが、
それですと、
車の価格は、ただに近いかと思いますが、・・・」
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「ワトソンさん、お利口ですね。
そのとおり。ワトソンさん、
世の中には、掘り出し物はないから、
注意してくださいね。」
呆然としながら、
飼い主のオヤジの話しを聞く私ドクター・ワトソン(犬)。
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あっ、ここだ!
飼い主のオヤジが言っていた良心的なお店に到着。
相談にのってくれるかなぁ〜
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「社長!、お客様のようです」
話しながら、鼻をなめる営業部長。
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「私がお迎えに行きますから、
営業部長は、お茶の用意をしてください」
あら、よっと!
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「いらっしゃいませ」
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「初めまして、
私ドクター・ワトソン(犬)です。
用件は、しかじか、わんわん!」
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「では、車を見ますか? 外に出ましょう」
「こんなのとか、・・・」
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「社長さん、一番、最初の車は、
とっても素敵ですね。
あの車は、10万円になりませんか?」
「全部含めて、10万円だったね。
あれは、ちょっと無理です。」
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しょぼ〜ん
こける、私ドクター・ワトソン(犬)
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そこをなんとかお願いいたします。
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頭を、深く下げる私ドクター・ワトソン(犬)
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「ワトソンさん、1台目の車は無理だけれど、
2台目の車は何とかできるよ」
「えっ、本当ですか?」
にんまりする私ドクター・ワトソン(犬)
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契約書を真剣に読む私ドクター・ワトソン(犬)。
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よ〜わからん。
飽きてしまった。
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契約もおわり、社長と世間話。
大笑いする私ドクター・ワトソン(犬)。
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