| タイトル:相談室の窓から 5 |
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スクールカウンセラーとして担当した志賀中学校では、毎月「相談室だより」という表題で、生徒さんと家庭向けの通信を作成しました。そのコラム記事を編集したものです。
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| ○晴れないこころ模様 |
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こころもお天気のように晴れるときと、曇ったときがあります。晴れないこころ模様のときは、みなさんはどのように過ごしていますか。どんより曇ったときはつらいですね。早く晴れた青空が見たいものです。青空を待つときは長く感じるものです。だからといって、しんどくてつらいときはどこかへ逃げこむと、かえってモヤモヤが長引きます。
曇ったこころ模様の過し方を提案してみましょう。正反対のようですが、こころが晴れないときもあるんだと認めてください。どんより重い空気の中にいることを味わうと、少しずつ確実に雲が切れて晴れ間から青空がみえてきます。
サザエさんからひと言
1.気を紛らわすのではなくて、したいことをやりましょう。
2.曇りのこころ模様を認めてあげてください。
3.こんなとき何ごとも急がずゆっくりとやりましょう。
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| ○欲張りなサザエさん
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サザエさんは、とても欲張りです。あれが欲しい、これも欲しい、ああなりたい、と尽きることがありません。いつも夢ばかり見ているのですが、たいがい夢はかないませんから、「人生は思い通りにならない」とか「人生はつまらない」とひとり言をいって暮らしています。
夢を見ること、夢をもつことは大切なことです。サザエさんのようによいことばかり想像だけしていると、夢が実現しないで不満がたまります。夢をもったときは、実現するための方法や具体化するための道を考えてください。夢には実現するための道路が必要です。夢だけを見て、期待ばかりしていると、とてもやっかいなことになります。
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| ○中学生時代
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中学生時代は心と身体の成長が急激でバランスをとるのがむずかしい時代です。中学生時代は、子どもの世界とおとなの世界の中間に位置していますから、心身とものアンバランスな時期です。この時期は「時間」の必要な時でもあります。すべてがあたらしい形に成形していく時期ですから、そっと大切に時間をかけて待つことも必要です。中学生のみなさんにすると、時間が過ぎるのが遅くて、もどかしいような感じだろうと思います。現実と能力のすき間が空いている時期なので、失敗してもしょげないでください。
また、おとなたちからすると理解しにくい時です、理解してもらえないつらさを味わう時期でもあります。この時期は、例えるなら半熟玉子がクツクツと形を成していく過程ですからじっと待つことも大切です。もどかしいかもしれませんが、形として固まるまで、乱暴に心と身体を使わないでください。決してあせることはありません。ひとりひとりがかならず、花が咲くようになっています。
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| ○勝負に負けたとき
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サザエさんは、あまり勝負に強くありません。勝負をしないで、やり過ごしてきた方です。でも、勝負しなければならない場面があります。運良く勝てたときは良いのですが、負けるとつらい思いをします。そのとき次のことを実行してください。
1. 負けるときもあると、あっさりあきらめる。
2. 負けは認めても、自分を低くしない。
3. 負けは認めても、自分を小さくしない。
とくに自分を低く、小さくしないというところが大切です。これがサザエさんの生きるポイントです。
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