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【要約】

 

 

 

うつ病を心の病としてではなく、生物学的に考察してみます。

 

血液中のブドウ糖の濃度を示すものが血糖値です。機能性低血糖は、血糖値の調整がうまくできず、血糖値の変動が大きくなります。ブドウ糖は、脳のエネルギー源です。このブドウ糖の量の変動が大きいため、脳はへとへとになります。機能性低血糖は、一部を除いて、日本の医学界では、認知されていません。

 

機能性低血糖の人は、憂鬱、生き辛さを慢性的に抱えています。機能性低血糖がこのページだけで理解できるように、5大栄養素、自分でできる確認方法、解決のための食事、機能性低血糖と分かった場合の食事方法、機能性低血糖の人に良い食べ物、一人暮らしでもできる献立などを解説します。など、踏み込んで記載しています。

 

これで、人生が変る可能性があります。子供の頃から、機能性低血糖だった場合、生き辛さがあって当たり前と思われていたかもしれません。すごく楽になってびっくりされると思います。

 

さらに、「機能性低血糖から精神障害に」以外に、「精神障害から機能性低血糖に」も起こるようです。

 

[補足]

うつ病のサイトのため、憂鬱、生き辛さにスポットを当てています。機能性低血糖の人は、脱力感・倒れる・立ちくらみ・いつも身体がだるい・極度の疲労・震え・発汗・動悸・頭痛・不安・イライラ・きれる・眠い・起きれない・過眠・不眠などが現れます。

 

 

 

 

機能性低血糖の概要

血液検査で血糖値の言葉をご存知ですね。血糖値(けっとうち、blood sugar concentration / blood glucose level)とは、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度です。血糖値は、食事をすると増えるのですが、膵臓から分泌されるインシュリンによって、適正値に制御され(押さえられ)ます。糖尿病は、この血糖値を抑えることができない病気で、血糖値が常時高めで、食事のあと、自分でインシュリンを身体に注入します。

 

機能性低血糖とは、一般の人より、血糖値の変動が大きな人を指します。食事後、血糖値が大きく上がりすぎ、空腹になると下がりすぎるのです。

 

とことで、脳のエネルギーは、ブドウ糖だけなのです。最初に書きましたように、血糖値(けっとうち、blood sugar concentration / blood glucose level)とは、血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度です。

 

血糖値の変動が大きい機能性低血糖の場合、脳に必要なエネルギーが一般の人より変動が大きいのです。

 

そして、さらに、・・・・

 

うつ病は、セロトニン・ノルアドレナリンなどの脳内物質に関係しています。うつ病とは診断されていなくても、憂鬱、生き辛さを抱えている人は、セロトニン・ノルアドレナリンなどの脳内物質が減少していると考えられています。

 

血糖値が正常な範囲ならば、インスリンだけで血糖値を制御でできます。ところが、正常値より下がりすぎた場合、上げるためのホルモンが多数出てきます。そのホルモンには、副腎髄質ホルモン(アドレナリン・ノルアドレナリン)や副腎皮質ホルモン(コルチゾール)などです。これらは、ストレス反応の中心的役割を果たすホルモンです。

 

アップダウンの変動が大きくて脳はへとへとになるうえ、このように低血糖時にはとんでもないホルモンが出動しているのです。よって、四六時中憂鬱、生き辛さを慢性的に抱え、空腹時はさらに、気分が優れないなどとなります。過眠しすぎる人は、一定以上寝すぎると低血糖になりすぎて、動けないのです。全部つながってくるのです。

 

このように、「機能性低血糖」と「憂鬱、生き辛さ」がつながることが分かります。

 

しかし、これは、医学会では主流になっていません。心療内科で訴えても、一部の医師をのぞき理解できません。

 

[補足]

機能性低血糖症は、1924年アメリカのSeale Harrisによって指摘された疾患で、精神的・身体的症状を来たす疾患です。但し、主流とはなっていません。

 

 

 

機能性低血糖の国の研究

機能性低血糖を調べるプロジェクト(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター)のチラシは、ここです。

 

【抜粋】
統合失調症やうつ病を発症すると、耐糖能異常になりやすいと言われておりますが、詳しい原 因は分かっていません。また、機能性低血糖症は、うつ病や不安障害に似た症状になりやすく、 うつ病などと間違えられることがあります。機能性低血糖症であれば、食生活を見直すことで、 症状を改善させることが期待できます。

 

 

 

機能性低血糖かどうかの簡単な確認のための実験方法 1

下記の実験を行なってみてください。機能性低血糖であれば、早ければ1日で、遅くても3日もすれば、身体や精神状態が明確に改善します。実験して、改善されてから、このページを詳しく読まれても良いと思います。

 

[補足]

 

実験内容は上記です。簡単でしょ。実験を行なうことを重視してください。但し、くどくなりますが、ジュース類は差し控えてください。

 

 

 

機能性低血糖かどうかの簡単な確認のための実験方法 2

上記の1と違って、測定になります。

 

血糖値計が、個人で安価に即座に入手できます。

 

お薦めの一種類は、「テルモ メディセーフミニ血糖測定セット」です。このセットには、メディセーフチップ(測定用チップ)は入っていませんので、両方購入します。アマゾン(の出品業者)で入手できます。合計、15,000円ほどです。2〜3日で入手できます。

 

測定はいたって簡単です。会社の机で即座にできます。見た目が気になるのならば、トイレでもできます。食後に測ってみる、空腹時のしんどいときに測ってみればよいと思います。

正常値は、80〜140mg/dlです。 測定器自身は精度の良いもののようです。但し、糖負荷の与え方など簡易な測定と理解してください。同一人であっても、空腹後、甘いジュースや炭水化物(糖質)を大量に取ると、140mg/dlを超えます。まぁ〜、言い方を変えると、こんな食事の仕方がいけないのです。

 

[補足]

正統な5時間糖負荷検査は次の時間で行ないます。

 

 

 

血糖値の制御 と血糖値の変化

人の身体における血糖値の制御はどのように行なわれているのでしょうか?

 

インスリンだけで、血糖値は正常範囲に納まるようになっています。インスリンは、基礎分泌で、常時少量分泌されています。食事をとって血糖値が上がってくると、追加分泌されます。空腹になると、基礎分泌のみになり、血糖値が下がらなくなります。

 

一番初めに、血糖値の範囲です。

 

機能性低血糖の人の血糖値を、正常な人、糖尿病の人と比較してみます。

 

機能性低血糖症の場合、正常な人に比較して、満腹時は血糖が上がりすぎ、空腹時は下がりすぎます。

 

糖尿病は高い値にシフトしたままで、機能性低血糖症と糖尿病は異なることが分かります。

 

正常値、糖尿病の数値は、現在の医学の値を用いました。なお、70〜80mg/dlは、正常値の範囲ですが、インスリンだけでは対応できない値です。

 

 

  満腹時(食後2時間) 空腹時
正常値 140mg/dl未満 80(70)〜109mg/dl
機能性低血糖症 140mg/dl以上 80mg/dl未満
糖尿病 200mg/dl以上 126mg/dl以上

 

 

 

インスリンだけで、血糖値は正常範囲に納まるようになっています。身体は良くできていて、もし、下がりすぎた場合のシステムも完備されています。 血糖値が下がり過ぎた場合に、出動するホルモンが用意されています。

 

ところが、このホルモンをびっくりです。血糖値の制御のみに使われるグルカゴンは別にして、副腎髄質ホルモン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン)、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)、ヒト成長ホルモン、甲状腺ホルモン(FT3・FT4)なんかが出動しているのです。

 

アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン・コルチゾールは、ストレス反応の中心的役割を果たします。確かに、血糖値が異常値になっているから、身体にとって危機的状態です。他の脳内物質も危機的な状態なのかもしれません。

 

なお、コルチゾールは多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、PTSDの研究で分かりつつあります。具体的には、PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されています。海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症のひとつとなります。

 

下記の表で、「血糖値以外も制御するホルモン」とは、血糖値の制御のためにも分泌されるし、それ以外(例えば、血圧)の制御にも使われるという意味です。

 

[補足]
副腎皮質ホルモンは、コルチゾール以外に、アルドステロン、コルチゾン、デスオキシコルチコステロンなどがあります。

 

  血糖値の制御のみのホルモン 血糖値以外も制御するホルモン
血糖値を下げる
(高血糖時分泌)
インスリン

-

血糖値を上げる
(低血糖時分泌)
グルカゴン 副腎髄質ホルモン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン:前駆体)、
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)、
ヒト成長ホルモン、甲状腺ホルモン(FT3・FT4)

 

低血糖時の数値対ホルモンの動きです。調べきれていず、抜けています。

 

血糖値 ホルモンの動き
80mg/dl〜 血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌が極端に低下する。
65-70mg/dL〜 血糖値を上げるホルモンであるグルカゴン、アドレナリンが大量に放出され始める。
60-65mg/dL〜 三番目の血糖値を上げるホルモン、ヒト成長ホルモンが放出される。
60mg/dL〜 最後の血糖値を上げるホルモン、コルチゾールの分泌が亢進する。

 

血糖値の数値と症状です。70〜80mg/dlは、正常値の範囲ですが、インスリンだけでは対応できない値です。

 

低血糖のこれらの症状が一番起こるのは、糖尿病患者のインスリンの過剰な投与です。血糖値が50mg/dl以下になると中枢神経の働きが低下、血糖値が30mg/dl以下になると意識レベルが低下し死にいたることもあります。

 

血糖値 症状
〜140mg/dl 著しい口渇(脱水) 、全身倦怠感、悪心・嘔吐・下痢・腹痛
70(80)〜139mg/dl 正常値
50〜69mg/dl 空腹感、あくび、悪心
40〜49mg/dl 無気力、倦怠感、計算力減退
30〜39mg/dl 発汗(冷汗)、動悸(頻脈)、震え、顔面蒼白、紅潮
20〜29mg/dl 意識喪失、異常行動
10〜19mg/dl 痙攣、昏睡

 

 

 

低GI食品

 

 

 

食事のしかた

 

 

 

献立

 

 

 

サプリメント

メガビタミン療法・

 

 

 

薬に注意

さらに、この話には、とんでもないおまけがあります。
<br>
明確に分かっている薬は、高コレストロール治療薬です。血糖値の変動が大きくなります。すなわち、軽い機能性低血糖だった人が、高コレストロールの治療薬を飲んだとします。飲んですぐ、身体が異状のサインを起こせば良いのですが、徐々に蝕まれていきます。数ヶ月で少しおかしい、1年でまったく動けないようなイメージです。

<br>
現在主流の高コレストロール治療薬は、血糖値の変動がない、または少ないと言われているようですが、軽い機能性低血糖だった人には、無視できないようです。<br>

 

 

栄養学の基礎

 

 

 

炭水化物(糖質)の補足

分類 カロリー
(kcal/g)
備考
炭水化物 糖質 糖類 単糖類 ぶどう糖
4
自然界に多く存在する糖です。
果糖

4

自然界に多く存在する糖です。
二糖類 砂糖
4
ぶどう糖と果糖が結びついた二糖類です。さとうきび、甜菜などから精製されます。
乳糖
4
牛乳中に含まれます。牛乳に感じられる甘味は乳糖です。
麦芽糖
4
麦芽に熱を加え糖化させたでんぷん中に多くできます。
多糖類
(食物繊維を除く)
オリゴ糖
4
少糖類の総称です。単糖類・二糖類よりまろやかな甘味です。
デキストリン
4
でんぷんを加水分解して麦芽糖になるまでに得られるさまざまな糖質です。一般にオリゴ糖と呼ばれるものより糖の数が多いものを指します。
でんぷん
4
多糖類の一種で、植物の葉緑体で光合成によって作られます。
糖アルコール類 キシリトール
3
樹木などから抽出されるキシロースと呼ばれる糖類を還元(水素添加)してつくる糖アルコールです。難消化性であるため低カロリーです。
マルチトール
2
麦芽糖を還元(水素添加)してつくる糖アルコールです。難消化性のためカロリーは砂糖の半分です。
高甘味度甘味料 アセスルファム K
-
酢酸類を原料として製造される甘味料です。砂糖の200倍の甘さがあります。
スクラ
ロース
0
砂糖から作られる甘味料です。砂糖の600倍の甘さがあります。
食物繊維 水溶性食物繊維 ポリデキストロース
0
海藻、こんにゃくの他、野菜、果汁類にも含まれる水溶性の食物繊維です。
難消化性デキストリン
1
とうもろこしなどに含まれる水溶性の食物繊維です。糖質の吸収を穏やかにする作用があり、血糖値が高めの方向けの特定保健用食品の機能素材となっています。
不溶性食物繊維 セルロース
0
植物の細胞壁の構成成分です。不溶性の食物繊維です。

 

 

参考サイト

 

 

 

参考図書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生物学的考察 プロテインで改善
生物学的考察 遅延型食物アレルギー
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