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【要約】

たんぱく質を構成するアミノ酸のトリプトファンからセロトニンが合成されます。一番自然な形は、抗うつ剤でもなく、トリプトファンでもなく、たんぱく質を多くとることです。たんぱく質は、英語で、プロテインです。プロテインサプリメントで、減少したセロトニンを増やします。

 

 

うつ病を心の病としてではなく、生物学的に考察してみます。

 

アミノ酸のトリプトファンやチロシンは、たんぱく質の構成要素です。プロテインサプリメントやタンパク質の食事を意識がけることで、セロトニンが合成されます。

 

 

 

必要なトリプトファンの摂取量

セロトニンの原材料は、トリプトファン (Tryptophan) です。トリプトファンは、必須アミノ酸のひとつです。このトリプトファンは、セロトニン以外に、メラトニンの原材料にもなります。メラトニンは、睡眠に関係するホルモンです。

 

必須アミノ酸とは、人の体内で十分な量を合成できず、栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のことです。必要アミノ酸、不可欠アミノ酸とも言います。必須アミノ酸は、トリプトファン、リシン(リジン)、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの9種類です。なお、必須アミノ酸は、動物ごとに異なります。

 

ノルアドレナリンの原材料は、チロシン(tyrosine)です。チロシンは、準必須アミノ酸のひとつです。

 

準必須アミノ酸とは、乳幼児期では、体内の合成だけでは充分でなく不足がちになるアミノ酸です。準必須アミノ酸は、アルギニン、システイン、チロシンです。

 

補足になりますが、現在、必須アミノ酸の仲間のヒスチジンは、準必須アミノ酸になっていました。このように、必須アミノ酸以外に、準必須アミノ酸も含めて、人には、必要なアミノ酸と理解しておけばよいでしょう。

 

おまけですが、非必須アミノ酸は、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、オキシプロリン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、セリン、プロリンとなります。


具体的な成人1日あたりのWHOの推奨摂取量です。「WHO Technical Report Series – 935 PROTEIN AND AMINO ACID REQUIREMENTS IN HUMAN NUTRITION」を参考にしました(リンク先のファイルは、pdfです。)。

 

名称 体重kgあたり 体重30kg

体重50kg

体重70kg
イソロイシン 20mg 0.60g 1.00g 1.4g
ロイシン 39mg 1.2g 2.0g 2.7g
リジン 30mg 0.90g 1.5g 2.1g
メチオニン + システイン 15mg 0.45g 0.75g 1.1g
フェニルアラニン + チロシン 25mg 0.75g 1.3g 1.8g
トレオニン 15mg 0.45g 0.75g 1.1g
トリプトファン 4mg 0.12g 0.20g 0.28g
バリン 26mg 0.78g 1.3g 1.8g
ヒスチジン 10mg 0.30g 0.50g 0.70g
合計 184mg 5.52g 9.20g 12.88g


この表は色々なことを示唆しています。トリプトファンの1日摂取量です。体重70kgの場合、0.28g(280mg)です。また、必須アミノ酸の合計量は、12.88g必要です。

 

 

プロテインサプリメント

毎回の食事で高たんぱくを心がけます。さらに、1日1回、プロテインサプリメントで補います。

 

たんぱく質を、英語で、プロテインと言います。日本で、プロテインと言うとプロテインサプリメントのことをさします。

 

アミノ酸に分解される前のたんぱく質を摂取すればよいのです。たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆、木の実(ナッツ)、チーズなどです。木の実(ナッツ)は、別にして、冷蔵庫が必要ですね。かつ、食品100g中に含まれるたんぱく質は、多いものでも数10g程度です。

 

保存を気にせず、かつ、たんぱく質の含有量の高いものがあれば、楽に摂取できます。それが、プロテインサプリメントなのです。プロテインサプリメントは、4つに分類されます。

 

セロトニンやノルアドレナリンのため(必須アミノ酸のトリプトファンやチロシンの摂取のため)に、プロテインサプリメントの話になりました。プロテインサプリメントの他の目的は、スポーツマンの筋肉増強、ダイエット(プロテインダイエット)のためなどがあります。プロテインサプリメントを飲んで、筋トレすると、そこに筋肉が明確に付くそうです。

 

ソイ(大豆)プロテインサプリメント

プロテインサプリメント4種類の中で、自然治癒力をあげる場合、ソイ(大豆)プロテインサプリメントを使用します。

 

プロテインサプリメントは、粉状のものとタブレットがあります。ここで、「必須アミノ酸の合計量は、12.88g」であることを思い出してください。プロテインは、必須アミノ酸ばかりではありません。プロテインサプリメントから、1日20〜40g程度の摂取が必要です。楽に摂取するには、粉状のものを好みの液体に溶かします。

 

プロテインサプリメントの1日20〜40g程度の摂取量の根拠は、下記からも計算できます。表に記載している値は、下記の直下で紹介しているサプリメの成分表示です。90.5%がたんぱく質で構成(他の水分含有量やミネラルも表記)されています。たんぱく質100g中のトリプトファンが1.4gですから、1日20g(90.5%たんぱく質なのでプロテインサプリメント22g)摂取すると、トリプトファンが0.28g(280mg)、チロシンは3.7gなので、1日20g(90.5%たんぱく質なのでプロテインサプリメント22g)で、0.74g(740mg)になり、WHOの推奨摂取量になります(体重70kg)。

 

プロテインサプリメント標準分析値100gあたり
水分 5.8%
たんぱく質 50.5%
脂質 0.5%
炭水化物 4.4%
灰分 4.0%
ナトリウム 1.04%
カリウム 0.16%
カルシウム 0.18%
マグネシウム 84.7g
亜鉛 4.1mg
1.6mg
11.9mg
エネルギー 363kcal

 

 

プロテインサプリメントのたんぱく質100gあたり
トリプトファン 1.4g
チロシン 3.7g

 

 

味付けのための砂糖やバニラエッセンスなどの香料の入っているものは、これらの影響で、身体に悪影響がないとは限りません。なにも入っていないものを選ぶほうが良いと思います。健康な人なら、味つきも良いのでしょうが、なにが異物となるか分からないので、単純なものをお勧めします。実店舗で販売されているものは、味つきのものです。ネットで検索すると、多くの品種が販売されているので、初めは選びにくいと思います。アマゾンのリンクを掲載しておきます。容量はページから選択できます。この製品は、安価なうえ、成分も明確に記載されており、勉強にもなります。

 

 

上記以外でも、次のものもお勧めです。

 

ソイ(大豆)プロテインのアマゾンの検索結果も掲載しておきますので参考にしてください。


プロテインサプリメントを、牛乳・豆乳・ジュース・水に、溶かして飲みます。

 

一番のお勧めは、豆乳かもしれません。なぜなら、こちらも大豆で、たんぱく質が多く含まれています。成分を見ると、食物由来からミネラルやビタミンが含有されています。そして、開封しない限り、常温保存できます。豆乳も、味付きのものよりも、無調整のものがお勧めします。こちらも、アマゾンのリンクを掲載しておきます。スーパーの通常価格程度で購入できます。なお、スーパーの場合、広告の品になっていると、もう少し安く購入できると思います。まとめ買いすると重いので、自宅配送を考慮するとメリット。200ccなら毎日開封のため、常温保存可能。1リットルなら、4〜5日分となります。

 

プロテインサプリメントは、溶けにくいので、専用のシェーカーがあります。200〜300ccの液体に溶かす場合も、0.5リットルのこちらがお勧めです。シェイクしやすいのと、かつ、洗うときに中まで手が入ります。

 

タブレットも参考まで掲載しておきます。これも、保存料、着色料、人工甘味料は、入っていません。

 

 

大豆以外のプロテインサプリメント

ホエイプロテインサプリメントならば、下記のものが添加物ありません。成分表示も明確です。トリプトファンの量から計算すると、1日、約10g飲めば、必要量を満足できます。

 

 

 

 

トリプトファンやチロシンからホルモンの生成に、ビタミンが必要

たんぱく質のトリプトファンやチロシンから、ホルモンが生成される過程で、触媒として、ビタミンが必要となります。特に、ビタミンBの各種類は、必要です。

 

現在、1日の必要量と言われているビタミンの量は、ビタミンが足らない病気にならないための量として定められています。

 

ビタミンを、どの程度を飲んだら良いのかは、意見の分かれるところです。メガビタミン療法とかいろいろ考え方があります。メガビタミン療法とは、病気を積極的にビタミンの大量投与で治す方法です。最低限必要とされる量の10倍から100倍の量です。ビタミンCは、人間は、体内で作り出すことができません。通常、ビタミンCを大量に取りすぎると、軟便になります。メガビタミン療法などの書籍によると、病気の症状が重いとき、大量にとっても軟便にならないそうです。1gずつ増やしていき、軟便になったら、その前の量に戻すという手法をとるようです。


マルチビタミン、ビタミンC、ビタミンBの1日量とされている量を、それぞれ飲みます。ダブりますね。その程度のみ、多くとることにします。小林製薬でも、DHCでも良いと思います。次のようなものが、必要です。

 

 

 

大豆プロティンは、ミネラル吸収を阻害する

玄米や大豆には、フィチン酸の成分があります。このフィチン酸は、抗がん作用とミネラル欠乏を引き起こすと言われています。抗がん作用はありがたいですが、ミネラルの欠乏を引き起こすことで、プロティンの摂取の否定やマクロビ食(桜沢如一が考案した玄米主食で野菜や豆類を取る食事法)が否定さます。フィチン酸にミネラルが結合するためです。結合した状態をフィチン酸塩と言います。体内のミネラルまでフィチン酸と結合して排出されると言うような記載もありますし、食事で摂取したミネラルが体内に吸収されないのみと言う考え方もあります。

 

デメリットの理由を正しく理解して、メリットが大きければ、デメリットの対策を考えます。

 

ミネラルには、人間にとって有害なもの、逆に必要なものに分かれます。必要なものは、亜鉛、クロム、セレン、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、モリブデンです。有害なものは、水銀・ヒ素・鉛・アルミニウム・カドミウムなどです。

 

人間の身体に必要なミネラルは、プロテインを摂取するときと違う時間に、サプリメンとで補います。亜鉛、マルチミネラルの1日量とされている量を、それぞれ飲みます。または、マルチミネラルのみにして、2日分を1日に摂取します。ダブりますね。その程度のみ、多くとることにします。小林製薬でも、DHCでも良いと思います。次のようなものが、必要です。

 

 

 

ホルモンの生成に、あと必要なものは、日光と散歩

たんぱく質のトリプトファンやチロシンから、ホルモンが生成されるには、ビタミン、また、大豆系たんぱく質の場合、ミネラルがひつようなことが分かりました。

 

それ以外に必要なものは、日光を浴びながらの散歩です。そのときの、健康状態によりますが、適度な運動を心がけてください。健康状態が良いのならば、軽い疲労感も良いでしょうが、疲れすぎないことです。初めは、10分でも良いと思います。

 

散歩のときは、次の2点に配慮してください。

  1. リズミカルに、心も開放させる。
  2. 早朝(太陽が出てから)の散歩を心がける。

 

[補足]

人間の体内時計は25時間と言われています。日光を浴びずに暗がりにいると、眠くなる時間が1時間、遅れて行きます。朝、日光を浴びることで、リセットされるといわれています。これによって、夜の寝つきもスムースになります。

 

 

 

 

プロテインで自然治癒力を高めるための費用

ソイプロテインが、概ね1kgで2500円程度(ここで紹介したものはそれより安価)です。1kgを20gずつ使用するので、50日です。2500円を50日で割ると、1日あたり50円です。水に溶かせば、他の費用は必要ありません。

 

ビタミンやミネラルですが、マルチビタミン、ビタミンBミックス、ビタミンC、亜鉛、マルチミネラルの60日分の合計が2500円程度(ここで紹介したものはそれより安価)となります。2500円を60日で割ると、1日あたり42円です。

 

ソイプロテインとビタミンミネラルの両方を足して、1日あたり92円です。初期費用として、シェーカーが400円ほどになります。

 

プロテインで自然治癒力を上げるための費用は、わずかであることが分かります。なお、ここにあげたものは、コストパーフォマンスがとっても高い製品たちです。

 

また、ここであげたものは、付加的なものの異物のストレス反応を引き起こさないものです。もし、これを実行して、悪化すれば、大豆アレルギーを疑ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生物学的考察 トリプトファンで改善
生物学的考察 機能性低血糖
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