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【要約】

 

 

 

うつ病を心の病としてではなく、生物学的に考察してみます。

 

タンパク質は20種類のアミノ酸が結合して作られています。セロトニンは、このアミノ酸のトリプトファンから人体で作られます。ノルアドレナリンは、アミノ酸のチロシンから作られます。トリプトファンもチロシンも米国のサプリメントで入手できます。

 

 

 

必要なトリプトファンの摂取量

セロトニンの原材料は、トリプトファン (Tryptophan) です。トリプトファンは、必須アミノ酸のひとつです。このトリプトファンは、セロトニン以外に、メラトニンの原材料にもなります。メラトニンは、睡眠に関係するホルモンです。

 

必須アミノ酸とは、人の体内で十分な量を合成できず、栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のことです。必要アミノ酸、不可欠アミノ酸とも言います。必須アミノ酸は、トリプトファン、リシン(リジン)、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの9種類です。なお、必須アミノ酸は、動物ごとに異なります。

 

ノルアドレナリンの原材料は、チロシン(tyrosine)です。チロシンは、準必須アミノ酸のひとつです。

 

準必須アミノ酸とは、乳幼児期では、体内の合成だけでは充分でなく不足がちになるアミノ酸です。準必須アミノ酸は、アルギニン、システイン、チロシンです。

 

補足になりますが、現在、必須アミノ酸の仲間のヒスチジンは、準必須アミノ酸になっていました。このように、必須アミノ酸以外に、準必須アミノ酸も含めて、人には、必要なアミノ酸と理解しておけばよいでしょう。

 

おまけですが、非必須アミノ酸は、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、オキシプロリン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、セリン、プロリンとなります。


具体的な成人1日あたりのWHOの推奨摂取量です。「WHO Technical Report Series – 935 PROTEIN AND AMINO ACID REQUIREMENTS IN HUMAN NUTRITION」を参考にしました(リンク先のファイルは、pdfです。)。

 

名称 体重kgあたり 体重30kg

体重50kg

体重70kg
イソロイシン 20mg 0.60g 1.00g 1.4g
ロイシン 39mg 1.2g 2.0g 2.7g
リジン 30mg 0.90g 1.5g 2.1g
メチオニン + システイン 15mg 0.45g 0.75g 1.1g
フェニルアラニン + チロシン 25mg 0.75g 1.3g 1.8g
トレオニン 15mg 0.45g 0.75g 1.1g
トリプトファン 4mg 0.12g 0.20g 0.28g
バリン 26mg 0.78g 1.3g 1.8g
ヒスチジン 10mg 0.30g 0.50g 0.70g
合計 184mg 5.52g 9.20g 12.88g


この表は色々なことを示唆しています。トリプトファンの1日摂取量です。体重70kgの場合、0.28g(280mg)です。また、必須アミノ酸の合計量は、12.88g必要です。

 

 

 

トリプトファンやチロシンのサプリメント

原材料は、アミノ酸のトリプトファンやチロシンであることが分かりました。これによって、トリプトファンやチロシンをサプリメントとして摂取することが浮かびます。

 

トリプトファンやチロシンのサプリメントは、含有量の多いものは、日本では、販売されていませんが、アメリカでは販売されています。アメリカは、サプリメントで医療費が抑制できないかと考えている国です。

 

海外から、日本で販売されていない医薬品を個人で少量購入することは認められています。この関係の厚生労働省の参考ページを記載します。

 

海外から購入って、「むずかしいから無理!」と思わないでください。日本のアマゾンで、普通に購入することができます。海外の販売店が、アマゾンに出店しているのです。それを利用します。アメリカのサプリメンとメーカーは、いくつかありますが、NOW社のナウフーズ(NOW FOODS)ブランドが、コストパーフォーマンスもよく、日本での愛用者も多いようです。

 

トリプトファンのサプリメンのアマゾンのリンクを掲載しておきます。アマゾンのページから、1000mg60錠、500mg120錠、500mg60錠などが選べます。

 

チロシンのサプリメンのアマゾンのリンクを掲載しておきます。アマゾンのページから、500mg120錠、500mg60錠、750mg90錠などが選べます。

 

トリプトファンの1日のWHO推奨摂取量は、280mgです(体重70kg)。だから、現在のトリプトファンのサプリメンとは、500mgが中心なのです。

 

日本で販売されている含有量の少ないものは、「アミノ酸+マルチビタミン+ミネラル」として販売されているものの中の含有量を見ると、トリプトファンやチロシンが含まれていることが分かります。ディアナチュラブランドを掲載します。ディアナチュラは、アサヒビールの関連会社のアサヒフードアンドヘルスケア株式会社の製品系列です。栄養成分を見れば分かりますが、「トリプトファン 10.5 mg」でチロシンは含まれていません。日々の健康のためには有効だと思いますが、現在ある病気の治療目的には、無理があると思います。

 

参考までに、トリプトファンサプリメン事件を明記しておきます。

 

1989年頃アメリカでトリプトファンサプリメンの摂取で、好酸球の急激な増加と非常に強い筋肉痛を伴う患者が多数発生し、原材料に不純物が入っていたことが判明しました。原材料メーカーである昭和電工が、患者に2100億円ほどの賠償金を支払いました。一説には、不純物が原因ではなく、過剰摂取が横行しての結果と言われています。

 

当時の推奨一日摂取量を調べてみましたが、不明で、かつ、障害が出た人の1日あたりの摂取量も不明です。この事件から、20年以上が経過しており、その後は、このトリプトファンサプリメントの事件は起こっていません。トリプトファンの1日のWHO推奨摂取量は、280mgです。だから、現在のトリプトファンのサプリメンとは、500mgが中心なのです。←単独で、取得するときの注意点になります。植物由来のたんぱく質を偏りなく摂取する場合は、桁外れ以上(トリプトファンなら2800mg=2.8g)は気にしなくても良いと考えます。

 

 

 

トリプトファンやチロシンからホルモンの生成に、ビタミンが必要

たんぱく質のトリプトファンやチロシンから、ホルモンが生成される過程で、触媒として、ビタミンが必要となります。特に、ビタミンBの各種類は、必要です。

 

現在、1日の必要量と言われているビタミンの量は、ビタミンが足らない病気にならないための量として定められています。

 

ビタミンを、どの程度を飲んだら良いのかは、意見の分かれるところです。メガビタミン療法とかいろいろ考え方があります。メガビタミン療法とは、病気を積極的にビタミンの大量投与で治す方法です。最低限必要とされる量の10倍から100倍の量です。ビタミンCは、人間は、体内で作り出すことができません。通常、ビタミンCを大量に取りすぎると、軟便になります。メガビタミン療法などの書籍によると、病気の症状が重いとき、大量にとっても軟便にならないそうです。1gずつ増やしていき、軟便になったら、その前の量に戻すという手法をとるようです。


マルチビタミン、ビタミンC、ビタミンBの1日量とされている量を、それぞれ飲みます。ダブりますね。その程度のみ、多くとることにします。小林製薬でも、DHCでも良いと思います。次のようなものが、必要です。

 

 

 

 

 

 

生物学的考察 セロトニンの合成
生物学的考察 プロテインで改善
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