http://watchan.net/utubyou/ 特別講座 「うつ病」ではない「うつ病」について
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従来型のうつ病

「非定型」と言う言葉の対極は「定型」です。ここの定型とは、従来型のうつ病と言うことで、非定型うつ病とは従来型のうつ病と異なると言うことです。

(従来型の)うつ病になりやすいタイプは、次のようなタイプ(メランコリー親和型)です。

  1. 責任感に富む
  2. 几帳面
  3. 向上心に富む、仕事熱心
  4. 周りの人に気配りができる、面倒見がよい
  5. 約束を守る
  6. 正義感に富む

ところで、メランコリー【melancholy】 とは、次の意味になります。

  1. 気がふさぐこと。憂鬱(ゆううつ)。
  2. 鬱病(うつびょう)。

ここまで理解して、次の項目をお読みください。

 
 
「精神疾患の分類と診断の手引き」【DSM-IV-TR:アメリカ精神医学会】

「精神疾患の分類と診断の手引き」【DSM-IV-TR:アメリカ精神医学会】のなか、気分障害(うつ病など)の末尾に「現在のまたは最も新しいエピソードを記述する特定用語」と言う項目があり、従来型のうつ病(メランコリー型)と非定型うつ病(非定型)とが定義されています。

  • メランコリー型の特徴の特定用語
  • 該当すれば特定せよ
    メランコリー型の特徴を伴うもの(大うつ病性障害における現在のまたは最も新しい大うつ病エピソード、および双極I型またはII型障害における大うつ病エピソードに対して、それが気分障害エピソードの最も新しい病型である場合、適用することができる)
    1. 現在のエピソードの最も重症の期間に,以下のどちらかが起こる。
      1. すべての、またはほとんどすべての活動における喜びの消失
      2. 普段快適である刺激に対する反応の消失(何かよいことが起こった場合にも、一時的にさえ、よりよい気分とならない)
    2. 以下のうち3つ(またはそれ以上):
      1. はっきり他と区別できる性質の抑うつ気分(すなわち、抑うつ気分は愛する者の死の後に経験されるような感情とははっきり異なるものとして経験される)
      2. 抑うつは決まって朝に悪化する。
      3. 早朝覚醒(通常の起床時間より少なくとも2時間早い)
      4. 著しい精神運動制止または焦燥
      5. 明らかな食欲不振または体重減少
      6. 過度または不適切な罪責感

  • 非定型の特徴の特定用語
  • 該当すれば特定せよ
    非定型の特徴を伴うもの(大うつ病性障害、または双極I型または双極II型障害で、気分エピソードの最も新しい病型が現在の大うつ病エピソードである場合に、現在の大うつ病エピソードの最近2週間にこれらの特徴が優勢であるとき、または気分変調性障害の最近の2年間にこれらの特徴が優勢な場合に適用することができる。現在、大うつ病エピソードにない場合は、いずれの2週間でもこの特徴が優勢な場合には適用される)
    1. 気分の反応性(すなわち、現実のまたは可能性のある楽しい出来事に反応して気分が明るくなる)
    2. 次の特徴のうち2つ(またはそれ以上)
      1. 著明な体重増加または食欲の増加
      2. 過眠
      3. 鉛様の麻疹(すなわち、手や足の重い、鉛のような感覚)
      4. 長期間にわたる、対人関係の拒絶に敏感であるという様式(気分障害のエピソードの間だけに限定されるものでない)で、著しい社会的または職業的障害を引き起こしている。
    3. 同一エピソードの間にメランコリー型の特徴を伴うもの、または緊張病性の特徴を伴うものの基準を満たさない。
 
 
補足
  • うつ病になりやすいタイプ(ストレス大勢に弱いタイプ)がありますが、ストレスは誰にでもあります。だから、誰がうつ病になってもよいと思います。今まではなりえないと思われた人でも〜
  • 社会が変わってきました。生きることは、多くを望まなければ、昔よりは生きれるようになったと思います(社会制度含めて)。そして、子供時代の遊び方も代わってきました。テレビもゲームもない時代は、子供同士で遊ばないとすることがなかった。今の子供時代は、一人でも遊べる時代です。ストレスの感じ代わってきても不思議ではないですね。
  • 日本では、貝谷久宣氏が非定型うつ病を提唱したように言われています。上記に記載したように、【DSM-IV-TR:アメリカ精神医学会】の「精神疾患の分類と診断の手引き」に記載されています。貝谷久宣氏が働きかけたのか、または、世界的にこの非定型うつ病が流行しているのか、この点は調べ切れていません。
  • 貝谷久宣氏の非定型うつ病には、20〜30代の女性が多いということも書かれています。
  • なお、他の精神障害で憂鬱を伴う場合、それはうつ病ではありません。精神障害は、ほとんどの場合、憂鬱を伴います。なお、状況によりますが、本人、家族、当然会社に提出される診断書にも、このような場合も、うつ病(うつ状態)と告げられます。
 
 
 
 
 
診断書「うつ病(または、うつ状態)」は、必ず、うつ病か 犬のワトソン うつ病講座 うつ病と休職