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犬のワトソン > うつ病講座 > 長引くうつ病 転職について
 
基礎的なことを十分理解してから、うつ病(鬱病)の上級講座をお読みください。うつ病は、「服薬と休養で必ず治ります」とこのサイトでも記載しています。また、再発は非常に起こりやすい旨記載しています。それ以外に、これまでは触れてきませんでしたが、1年以上服薬と休養を続けても治らないケースもあります。ここでは、この長引いているかたや再発するかたに参考になる事項を記載しています。



うつ病(鬱病)のときに大きな決断は禁止とされています。色々な理由はありますが、うつ病(鬱病)のときは現実から逃げ出したいと思う気持ちが強く、元気なときには考えない思考で、色々なことを考えてしまいます。例えば、会社を辞めたいなどです。

うつ病も長期化してくると、一般的には禁止事項でも、治るためには、その禁止事項も考えてみる必要があります。ここでは、会社を辞めた方が良いかについて考えてみます。

会社原因のうつ病の場合で、下記の内容(復職前提)を読まれて、それでも、会社に復職するよりも新しい会社に就職するほうが気分が楽だと思うのであれば、転職もひとつの選択肢と考えざるを得ないでしょう。

会社原因のうつ病と言っても、原因、程度はさまざまです。会社の責任よりも、本人の責任のほうが多い場合もあるでしょう。例えば、残業量を減らす旨指示を受けているのに、途中で区切ることができない性格の場合などです。ここでは、会社責任が大きい場合の考え方と本人責任の大きい場合に分離して記載します。
 
 
会社責任が大きい場合
会社責任が大きい場合のうつ病の原因には、セクハラ、暴力、言葉の暴力、過労、嫌がらせ、困難なプロジェクトのメンバーなど、色々あります。会社原因のうつ病の場合、内容により、刑事告訴、民事訴訟、労災適用、会社の安全配慮義務違反などの対抗措置が取れます。会社が認めるのであれば、公務災害ですから、有給休暇など使用して休む必要もなく、出勤扱いも可能です。内容により、このような対応が取れることを、まず、理解してください。するかしないかは別の問題です。

次に、証明できる事実(暴力などは他の人が見ていた、過労などは出勤簿、言葉の暴力などはメールの記録)、証明できないが事実(本当にあったが見た人はいない)、主観的なことを、明確に識別して日時と記録します。次に、そこに病院記録(訪問日、診断結果など)、心身の状態(当然主観が中心ですが、嘔吐したなどは事実になります)を、書き込みます。客観的な事実と主観的な事象が読んだ人に区別できるように配慮してください。書くうえで、嫌な思いが出てきたりしますが、体調の良いときに少しずつ書いていきます。なお、この文書の中には、極力、批判的なことは記載しないでください。この整理をしておくことで、自分が正当であることが明確になり、長期的に見ればPTSD(トラウマ)の可能性も減少します。また、もしも、あなたが自殺をしてしまったときにも役に立ちます(自殺しないでくださいよ)。

この記録ができあがれば少し時間を置いて、見直してみましょう。客観的に読んでも、明確に会社責任と読み取れますか? この文章を、使うかどうかは、それぞれの会社の雰囲気、組合の有無などによって変わってきます。使用せず口頭で言う場合でも、論理的に説明できるようにはなったと思います。経営層の考え方もまともで、組合もあるのならば、人事労務担当者と組合に同時に送付するのです。そして、両方に送付した旨も記載します。これで、人事労務担当者もいいかげんな処理ができなくなり、経営層にまで問題があがるようになります。組合から、労使協議会にあげてもらうのも方法です。

会社原因であるため、復職については、会社に最大限の配慮をしてもらうことです。セクハラや暴力が原因の場合、相手が懲戒処分を受けて、かつ、相手が異動するのが筋です。相手が異動しても、あなたが前の部署に戻ると思い出したりして嫌ならば、その旨の希望を言えばよいでしょう。人事労務担当者の理解がない場合は、労災適用、会社の安全配慮義務違反、公務災害についての見解も聞いてみましょう。もし、経営層に親しい人がいれば、人事担当者と話をした後に(順番を守る)、相談してみるのも良いと思います。

まともな経営層であるならば、会社原因でうつ病が起こるということは、非常に大きな問題であると理解します。会社活性化・モラルの低下が起こっていること、会社原因の自殺が起こった場合、会社イメージのダウンにつながるからです。

ここまで読んでいただいて分かるように、あなたに責任がなく、会社があなたに気持ちよく復職できるようにする義務があるのです。
 
 
本人責任の大きい場合
本人責任の大きい場合です。たぶん、あなたは、うつ病になるか過労死するかのタイプですね。人の数倍働いてきましたね。過去の実績もあるでしょう。上層部でも、あなたのことを知っている人が多いでしょう。

すなわち、今まで人の数倍働いてきたので、休息が必要になったのです。人の数倍働いても、人の数倍の給料はもらっていないですよね。ここで休息しても、復職初期にほとんど仕事ができなくても、会社のほうが得をしていますよね。治った後は、人並みに働けばよいのです。それでも会社が得でしょ。今までと同じ働きかたをしようと思うから、できない・逃げ出したいと思うのです。今までが異常で、会社も得しているのだから、その貯金を使いながら、人並みの仕事をすればよいのです。

転職して、新しい会社に行けば、過去の実績がありません。一から、築くことになります。
それでも、転職が望ましいと思うならば、・・・
それぞれ細かい事情があったわけですから、充分に考えて、時間を使って、それでも、転職が望ましいのなら、転職前提で考えるのも良いと思います。それで急に良くなる可能性もあります。

退職時のちょっとしたミスで、傷病手当の不支給や失業保険の延長ができなくなります。くれぐれも注意してくださいね。会社の制度・国の制度は?をよく読んでくださいね。
 
 
 
 
 
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