復職の恐怖は誰にでも起こります。会社に行くことだけを考えてください。

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【要約】

うつ病が良くなって復職の恐怖で押しつぶされそうになっているかたに、犬のワトソンからのメッセージです。

 

 

復職をすることが、非常な恐怖(緊張)に

休職して、うつ病も良くなってきたら、復職ですね。ところが、この復職をすることが、非常な恐怖(緊張)となっていると思います。この恐怖感(緊張感)は、あなただけの特有なものではありません。うつ病から、復職するときは、ほとんどの人が味わっていることなのです。小学校に入るとき、中学校に入るとき、高校に入るとき、就職するとき、このときはみんな緊張しますね。今回うつ病で休職して、ちょっと会社に行く期間が開いてしまいました。今まで、続けていたことが、中断したため、非常な恐怖(緊張)となっているだけです。実際に行き始めると、この恐怖感(緊張感)は徐々になくなっていきます。ですから、あまり心配しないでください。なるようにしかならないのです。

 

違う視点から言うと、新しいことや久々に行うことは緊張するのです。だから事故が防げるのです。工作機器を扱うことを考えてください。車の運転でも良いです。これらを、今まで毎日のようにしていたことを、数ヶ月中断していたとします。このとき、恐怖(緊張)なく、今までどおりできたら、不注意で事故(けが)をするかもしれません。恐怖(緊張)で、不注意が起こらないのです。恐怖(緊張)することは、人間として当たり前のことです。

 

ここまでで、恐怖(緊張)して当たり前と言うことを理解できましたか?

 

 

 

会社に行くことだけを目標にしてください。

このような恐怖(緊張)のある状態ですから、うつ病の復職当初は、会社に行くことだけを目標にしてください。復職当初から、今までどおり、すべてをするなんて考えないことです。家を出て、会社に着く、何もしないで時間がたつのを待つ、会社を出て、家に帰ってくる。これだけでよいのです。机の上に、回覧・郵便物・メールがあれば、ゆっくりそれでも見ていれば良いのです。まずは、それが、第一歩です。そして、しばらくたつと、徐々に、会社に行く恐怖感(緊張感)はなくなっていきます。会社に慣れてきても、新しく久々にすることは、恐怖感(緊張感)が生まれます。

 

すべてが、ゆっくり、克服できるようになります。そして、今までのように仕事ができるようになります。一番大事なことはあわてないこと、そして、特に苦手なことは、完全になれるまで待ってもらうことです。社外の電話を取ろうとすると、怖い場合もあります。多くの人と会うのが怖い場合もあります。人によって、平気でできることと、恐怖(緊張)でできないことがあります。そっとしておいて欲しければ、会議室にこもってしまうのも方法ですね。

 

復職の恐怖感(緊張感)を、上司に申告できますか? 特別視されないかも不安ですね。もし、良ければ、このページを、上司に読んでもらえばいかがですか? うつ病の場合、本当の再スタートのために、ちょっとの日にちが必要なのです。

 

うつ病が完全に治ってないから、恐怖感(緊張感)がわくのではありません。人間が、久々にすることだから、恐怖感(緊張感)がわくのです。この点は、本人も、周囲の人も理解してくださいね。

 

そして、会社があまり理解してくれそうになければ、復職の1週間前ぐらいから、図書館にでも通ってみたらどうですか? 図書館に行くことも怖いかもしれません。1日目だけ、誰かについてきてもらうようなことも考えて見ましょう。

 

実務的なことは、さぁ〜治った出勤に、記載していますので参考にしてください。

 

なお、国の指針に次のようなものがありますので参考にしてください。
心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引きについて 厚生労働省発表 (2004年10月14日)
なお、この資料も含め他の資料類は、国の指針・関連制度・資料のリンクにまとめています。

 

 

 

 

理解して欲しいこと

最後に、絶対に理解して欲しいことがあります。

 

この恐怖感から、自殺しないでください。もし、自殺が頭をかすめるようであれば、復職はちょっと早いのかもしれません。あわてることはありません。正直に、医師に気持ちを述べて相談してください。本当にお願いしますね。

 

 

 

 

周囲のかたへのお願い

周囲のかたへのお願いがあります。

 

この恐怖感(緊張感)は、味わったものでしか分からないと思います。本当に押しつぶされそうになります。この恐怖感(緊張感)は、正常なものです。うつ病が治っていずに、復職が早いから起こるものではありません。期間が延びれば、さらに、この恐怖感(緊張感)大きくなっていきます。お願いしたいのは、そのような気持ちになっていることを理解してほしいのです。徐々に、この恐怖感(緊張感)はなくなっていくので、慣れるまで、慌てずゆっくり、そして、暖かく接してあげて欲しいのです。よろしくお願いしますね。

 

 

 

 

 

 

 

うつ病(心の病気、心の病、精神障害)を理解できない周囲の方に

「生きているだけでよい」と言うことを忘れそうになっている方に

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